【吟楽を語る】-精侭-

精侭 (shoujin)

精気の侭/儘(まま)に。
ものの本質を精として。
精自体については下手に解明しなくても良いと思う。

これは吟楽している表れの呼称であって、実行の際に念頭に置くわけではない。

吟味し味わうことを入り口とし、
精侭が表れ、
ひとを薫する。


気侭でも身侭でもなく、合わせて精侭。
自侭・我侭をこえて、有りの侭や在るが侭よりも実戦的に。

味わった上での成り行き、成るが侭に重なって表れる。