人を憂うのは何故

物語というものが人を憂えたり苦難を採用するのは、あるものを繋ぐためにあるものを途切れさせてしまう人工的なレールの敷かれてしまった人の世では自然に生きるということが難しいから、基本的に人間の生は難儀だから。ということではないか。

私はそういう知能を持ったこの人間という生物が、人間自身にだけ意味のあることしか生み出していなくても別に文句を抱かないけれど、できるならばそれ以外の種にも意味のあるものを見出だせたらいいよなと思う。
相補うものとして。
そういうものは、勿論人間にとっても恩恵があるだろうし。

そんなことを高度一万メートルで思う。