いささか口出ししたいこと

それによってその人の心が透けて出てしまう
意識外、無意識下の動き
それこそ大事で
それは大抵の場合、本人の埒外のこと

そこにその人の姿勢があらわれていて
すぐに変えようと思って変えられるものではないかもしれないけれ
真髄をあらわしていて


埒外のことを埒内におさめる
その深いレベルから事に向かう
身体表現、生きることに向かう
(身体との対話を自覚するということ)

意識的にやってはいないときの
それこそ人に印象を染み込ませていて
大なり
それが本人を取り巻く世界を変えている
例えば同じ人間環境が生きにくいものになるか生きやすいものになるかを左右していたりする


例えば踊りで言うなら振付以外の単なる移動のとき、どこで覚えてくるのか分別なしにスキップしてしまう
そうしたスキッパー現象を考え直すとか、歩くことを考え直すとか、そういうことから
(こういう話が出たからといって、これが踊りの話だと思ってはいけない。生きること全般における話)


そのあたりが一流の所以
一流が一流を見分けるポイントになってくるのではないでしょうか


安易にかたちをとれば共通言語として表現が成り立ったような体になる、記号となったものがあったりするけれど、
ネットワークとメディアの熱狂の、易きに流れる今の世で、いささかそればかりになっているきらいがあると感じる